その痛み、正しく「証拠」になっていますか? —— 医師の診断を「正しい証拠」にするために、知っておくべき交通事故の賠償の裏側
「いい先生に巡り合えたから、ケガはきっと治る。あとは保険会社がちゃんとやってくれるはず……」
もしあなたがそう思っているなら、少しだけ立ち止まってみてください。
実は、交通事故の賠償の世界では
ケガが治ること
正当な賠償金を受け取ること
この二つは、まったく別の問題です。
名医に診てもらっているのに、なぜか賠償金で損をしてしまう。
そんなケースは、決して珍しくありません。
この記事では、交通事故の被害者が知らないまま不利になりがちな
病院と書類のリアルについて、分かりやすくお伝えします。
1.検査の「賞味期限」は想像以上に短い
交通事故の賠償で最も重視されるのは、
その症状は本当に事故が原因なのか
という点、つまり因果関係です。
ここで結果を大きく分けるのが、検査のタイミングです。
事故からしばらく経って
「やっぱり痛いからMRIを撮ろう」
となり、そこで異常が見つかったとします。
しかし保険会社は、こう主張してきます。
事故から1か月も経っている。
これは事故ではなく、加齢や別の原因ではないか。
どんなに医学的にもっともらしくても、時間が空いてしまうと、事故との関係を疑われてしまうのです。
だからこそ重要なのが、初診時の対応です。
小さな違和感でもすべて伝える。
必要な検査は、できるだけ早い段階で受けておく。 これが、数か月後のあなたを守る、何より強い証拠になります。
2.お医者さんは毎月「あなたの成績表」を書いている
病院の窓口で治療費を支払っていない場合、いわゆる一括対応の裏側では、医師が毎月、保険会社に書類を送っています。
診断書
診療報酬明細書
これらは、保険会社に対する治療の進捗報告書のようなものです。
ここで注意が必要なのが、医師の何気ない一言です。
励ましやサービス精神で
「順調に回復している」
と書かれると、保険会社は
では、そろそろ治療費は打ち切りですね
という判断材料にしてしまいます。
医師にとっては何気ない表現でも、その一文一文が、慰謝料や後遺障害の判断に直結する証拠になっているのです。
3.治療のプロと書類のプロは別物
ここが最も大切なポイントです。
手術や治療が上手な医師が、賠償のための書類作成にも強いとは限りません。
医師の目的は、体を治すこと。
弁護士の目的は、被害者の権利を守ること。
この二つは、似ているようで役割が違います。
医学的に正しい診断書であっても、そのまま後遺障害の認定に通るとは限りません。
認定には、法律や制度が求める独特の視点や表現があるからです。
治療は医師に任せていい。
でも、賠償のための準備まで任せきりにするのは、リスクが高いのです。
4.なぜ早期に弁護士に相談することが必要なのか
「保険会社から金額の提示が来てから、弁護士に相談すればいい」
そう考える方は多いですが、その時点では、すでに手遅れになっていることも少なくありません。
終わってしまった治療。
すでに書かれてしまった診断書。
これらを、あとから修正するのは非常に困難です。
だからこそ重要なのは、最初からの戦略です。
どのタイミングで、どんな検査を受けるべきか。
医師の専門性を尊重しながら、法的に必要なポイントをどう伝えるか。
これを初期段階から整えておくことで、はじめて適正な賠償への道が開けます。
ひとりで悩まず、まずは無料相談を
交通事故の被害者は、ケガの痛みだけでなく、保険会社とのやり取りや将来への不安という、大きなストレスを抱えています。
私は弁護士として、医師が医学的な正論を貫ける環境を整え、あなたが不利益を受けないための盾になります。
まだ通院を始めたばかりだけど、どうすればいいのか分からない。
その段階でのご相談こそ、実は最も効果的です。
あなたの未来を守るために、まずは一度、お話を聞かせてください。
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